畳のしくみについて
サイズ
畳には大きく分けて、本間(関西間)と、五八間(関東間)があります。
本間・・・・・長さ約1900㎜×幅950㎜
五八間・・・・・長さ約1720㎜×幅880㎜
畳には企画サイズという物がなく、家々に合わせて全てオーダーして作ります。
素材<畳床>
藁床:稲藁を強く圧縮し縫い合わせた床
藁床は、今では『良い素材の藁があまり取れない・重い・虫が着くと繁殖しやすい』等の理由から使われる事が少なくなってきています。
しかし、吸湿・放湿性には優れており、踏み心地が良いのが特徴です。
化学床:木材チップを圧縮したボードと発砲スチロールを組み合わせてつくった床
一番良い点は虫の発生がないことです。重さは軽く、へたりによる波うちが少ないことが特徴です。
藁床に比べると硬いのですが、クッション材などを入れて軽減することもできます。
素材<畳表>
い草:機能性に優れた素材です
断熱性、湿度調整、弾力性と、安い畳表でも高価な畳表でも機能性は同じです。
い草は長くて細く均一の太さの物がより良い畳とされています。熊本県八代地域が主な産地となり毎年約15,000tのい草が収穫されています。
化学表:メーカーにより異なりますが、和紙に樹脂加工、ポリプロピレン等を使用して作られ、い草の変色や耐久性、ささくれ等を補った畳表
い草独特の匂いが全くしないのが特徴です。
また、カラー表にも対応しており、多い物で20色ものカラーを揃えています。
へりなし畳もありますので、お部屋の雰囲気によってデザインを楽しむことができます。